ウェルネスハウスSARAI

　―九谷ステイー
能美市にある「ふるさと交流研修センターさらい」が「ウェルネスハウスSARAI」としてリニューアルオープンするのに合わせ宿泊室とエントランスラウンジの内装改修をした計画です。
地元工芸（九谷焼）をテーマに能美市にゆかりのある若手九谷作家8名によってプロデュースした宿泊室は、展開された作品だけではなく内装を含めてアートや文化、伝統を感じられるような空間を目指しました。

―工芸と内装―
伝統を礎に進化を続ける九谷焼は、新しい作風や表現方法によりモダンで優美な九谷焼が常に生み出されています。
若手作家の新しい表現や九谷焼の伝統技巧など本来、九谷焼の器の中で完成させてきたデザインを空間まで拡大させ工芸作品と内装空間の融合を図りました。

―地域にゆかりのある作家８名と共につくるー
造形的・空間的な表現展開に関心のある若手作家に制作活動の機会を広げると共に、完成後も空間全体を使った宿泊室は、各作家のギャラリーとして展開発信し続けていきます。そうした持続的な取り組みや１室ごとにデザインが異なる宿泊室は、一度のみならず何度も泊まりたくなる施設・空間となるよう期待を込めました。

「作品タイトル／作家」
エントランスラウンジ：「空想器花鳥図 ／ 牟田 陽日」
和室１：「龍 ／ 井上 雅子」
和室２：「和田山丘陵 ／ 上出 恵吾」
和室３：「里やまの弧 ／ 架谷 庸子」
洋室４：「五彩アニマル’z ／ 山近 泰」
洋室５：「静爽の奏 ／ 山岸 青矢」
洋室６：「光と線と影 ／ 中田 雅巳」
洋室７：「月齢 ／ 早助 千晴」
洋室８：「眠りの島 ／ 牟田 陽日」

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