医療施設
公立羽咋病院 耐震増改築工事
竣工 | 2013年 1月 |
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分類 | 医療施設 |
規模 | 鉄骨造 地上4階 |
設計主旨
公立羽咋病院は昭和43年の開院以来地域の中核的な医療機関としてその役割を担い、また将来においても地域医療の確保及び医療水準の向上と、課せられた使命は大きい。
しかし管理棟においては建設より42年、増築棟は27年経過し老朽化が進んでいました。病院施設の1床当り面積は73㎡で、近年に新築された類似規模自治体病院の平均80㎡と比べても狭隘化が顕著になっていること、増築の繰り返しで動線が迷路状態になっていることによる非効率な点、今後の超高齢社会の医療需要に対応できる施設・設備の確保など、市民への医療提供のあり方に多くの課題を抱えている状況でした。
このような施設環境を改善し、医療技術の向上や医療需要に対応し、患者サービスの向上を図るとともに、地域医療支援病院としての役割を提供し、地域医療の確保・長寿社会を支えていく基盤整備のために、施設・設備の抜本的な改善整備が必要となりました。
本業務は、病院の整備にあたり、質の高い包括医療を提供し、病院を地域に溶け込んだ日常の施設として位置づけ、高齢社会の新たな課題に向き合う中で、高度医療の充実と、潤いある快適な環境づくりを目指し、将来の医療ニーズに対応できる病院整備を図るものです。