教育施設
小松市立第一小学校 校舎改築工事
竣工 | 2011年 9月 |
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分類 | 教育施設 |
所在地 | 石川県小松市 |
規模 | 鉄筋コンクリート造 地上3階 |
受賞 | 第39回石川県デザイン展 社団法人金沢建設業協会会長賞 |
備考 | 設計プロポーザル最優秀案 |
1. 敷地の最大活用 コンパクトな校舎配置
〇運動場を現有以上の広さを確保できるように配慮します。
〇そのため、なるべく校舎はコンパクトにします。
〇運動場と校舎の両方の採光を確保します。
〇既存校舎の仮設がなるべく極小になるようにします。
2. 安心・安全 子どもを守る学校づくり
〇クラスルームを全て2階、3階に配置します。
〇職員室を1階出入口が見渡せる校舎中央部分に配置します。
〇外部の凹凸をなるべく無くし、死角ができないようにします。
〇低学年は安全・安心な中庭で遊ぶことができるように配慮します。
3. 学校の中心 にメディアセンタ-
〇学校の中心に図書、パソコン、視聴覚室(階段教室)、放送室を合わせたメディアセンターを配置し、様々なメディアを相互利用できるようにします。
〇高学年ブロックと連携して使用できるようにします。また低・中学年ブロックからのアクセスにも配慮します。
4. 落ち着いた教育環境 -学年クラスター
〇学年ブロックは他の学年が通過しないクラスター方式を採用し、落ち着いた教育環境を実現します。
〇全てのクラスルームはベランダ(庇)のある南面採光とします。
5. 4CR+1ワークスペース
〇学年ブロックは4クラスルーム+1ワークスペースの構成とし、ブロック内で少人数学習、グループ学習にも対応できるようにします。
〇様々な学級構成に対応し(3学級~5学級)様々な使い勝手ができるように、間仕切り壁は乾式壁とします。
〇多目的室の廊下側壁は取り外し可能な間仕切りとし、オープンでも使用可能なように配慮します。
6. 生徒が活き活きとする色彩計画
〇学年ごとにまた、特別教室ごとに、異なる基調となるベース色を決め、サイン・家具・カーテン・仕上などに反映した色彩計画とします。
〇多彩な空間を設けることで、単調になりがちな学校建築に彩りを与え、生徒が活き活きと学校生活を送れる環境とします。
〇縦動線(階段)にもオレンジ階段や水色階段などの避難上も有効に活用できる色彩計画としています。