福井銀行金沢支店

本建物は福井銀行金沢支店の新築移転計画である。
十分な室内空間を保ちながら駐車台数を確保するため、地上階部分をピロティとした空中店舗となっている。
また、店舗内にはグループ会社の福邦銀行も併設している。

外観にはアルミシェードを採用しており、このアルミシェードのパネルは３つの開口率の異なるパンチングメタルを用いている。
このアルミシェードは周囲の視認性を高めるとともに、室内の日射遮蔽の役割も担っている。
パネルの並びに関しては日射遮蔽の効果が最も期待できる配置検討を解析ソフトを活用して行い、その結果をもとにパネルを配置している。

また本計画では『ZEB（Net Zero Energy Building：ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）』取得を目標に、
「Low-Eガラス、高断熱材の採用、設備の高効率機器化、全熱交換機、太陽光発電、LED照明器具」といった省エネ、創エネ技術を採用している。
これにより一次エネルギー消費量を75％以上削減している。

内部計画ではお客様が利用するロビーを吹抜けとし、広がりのある空間としている。
営業室は周囲にWEB会議や電話対応に配慮したソロワークブースや打合せが行えるミーティングスペースを設け、室内で様々な用途に対応できるようになっている。
上階には行員用の食堂、会議室を設けており、お客様だけでなく行員にも配慮した空間としている。

PRINT OUT PRINT OUT