交通関連施設

金沢港クルーズターミナル

竣工 2020年 2月
分類 交通関連施設
所在地 石川県金沢市無量寺町
規模 鉄骨造 地上3階
受賞 第33回いしかわ広告景観賞 金沢市長賞
第47回石川県デザイン展 公益財団法人石川県観光連盟理事長賞
第43回金沢都市美文化賞
第28回いしかわ景観大賞 いしかわ景観賞(景観審議会会長表彰)
一般社団法人日本外航客船協会 クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023 特別賞
備考 不二サッシ株式会社『不二サッシALBEAM SYSTEM』掲載
公益社団法人国際観光施設協会『観光施設 銀河 2021.No336』掲載

金沢港機能強化整備の一環として、既存の金沢みなと会館が税関・出入国管理・検疫手続きを行うCIQや待合施設として十分なスペースを有していないこと、老朽化していることを踏まえ、新たに「金沢港クルーズターミナル」が建設されることになりました。

クルーズターミナルは送迎デッキを含むと約10,000㎡、鉄骨造3階建ての施設です。
1階はクルーズ船の二隻同時接岸4,000人に対応できる1,300㎡のCIQエリアや待合スペースを整備、またクルーズ船利用のない時期でも様々なイベントに対応できる空間づくりを行っています。
2階は幅10m×高さ2.4mの大判ガラスが連なるセミナールームやレストラン、大屋根のかかった3,000㎡の送迎デッキなどダイナミックな眺望空間を多数設け、クルーズ船利用客だけではなく一般の人にも港の眺望を様々なシーンで存分に堪能できる計画としています。セミナールームは学習スペースや展示スペースを設け金沢港を直に体験しながら学べる場としています。
3階は金沢港に関わる事務所を集約し機能強化を図っています。

外観は、日本海の白波をイメージした波型の大屋根、クルーズ船や人々を迎え入れ海から陸へとつなぐ明るく開放的なガラスファサードとしています。また、内外ともに波のゆらぎや船が出航する際の風にゆれるテープ、伝統工芸である水引などをデザインモチーフとし、石川らしさや日本らしさを感じられる空間、石川県の文化と外国文化をつなげる海の玄関口としてふさわしいかつ現代的なデザインとしています。