文化施設

石川県立美術館

分類 文化施設
規模 鉄筋コンクリート造 地上2階地下1階

設計主旨

石川県立美術館は、昭和58年11月の開館から20年以上が経過し、設備の老朽化、収蔵スペースの不足等により、 設備システム全体の更新、 収蔵庫の増築が立案され1年間の休館期間=工事期間として計画されました。
加えて「石川の美の殿堂」として今後も20年、30年先まで県民に親しまれ使われていくための施設機能の 必要事項がまとめられました。

内部計画=既存美術館の品格を保ちつつ明るく開放的な空間づくり、エントランスホールなどを明るく開放的な空間にすること、 喫茶室およびミュージアムショップの改装など来館者サービスの充実、 さらにはエスカレーターの設置などバリアフリー化対策を講じるなどの改修を併せて行い、 より多くの方々に利用可能な施設づくりを目指しました。

外部計画=ライトアップによる本多の森の回遊性、今後行われる「本多の森周辺整備計画」に先駆けて、 夜景観を生み出すライトアップを施し、県立歴史博物館等これまで各々に点状だった夜景観を 線状あるいは網目状の回遊ルートでつなぐ計画とします。